あがり症を改善するために心理学が必要だと思っていた

あがり症を改善するために心理学が必要だと思っていた

秋が終わって冬が始まった11月の肌寒い日に、セミナー担当のリーダーに会議室へくるように言われました。

何の話かと思ったら、「司会のポストが空いたから、ぜひやって欲しい」という話でした。

12月の第1週目から一人辞める人が出たので、そこからやって欲しい。

僕がリーダーへ司会をやらせてくださいと申し出をしてから、2カ月ほどもたっており、僕はもう忘れていました。

それが向こうからやってきたのです。

僕はありがとう御座います。

と即答しました。

 

見出しあがり症克服セミナー

あがり症克服セミナー
正直不安一杯でしたが、もうどうにでもなれと思っていました。

あがってしまったら、次からは薬を飲み、量は限界まで増やせば良い。

そして、そのなかで、問題が起きたらその時考えようという思いでいました。

その話があった、次の休みの土曜日に僕は自宅で、メールの整理をしていました。

いらないメールを削除していたのです。

そのとき、去年元カノのゆり子がすすめてくれた、「あがり症克服セミナー」のメールがふと目につきました。

そのPDFファイルが添付されていて、それを開くとセミナーのパンフレットになっていました。

「あがり症を努力せずに2カ月で克服する方法」
と題された、セミナー会場で男性の講師が熱弁を奮っている写真がのっていました。

僕は何とげなしに、その講師の名前を検索してみました。

ブログのサイトが出てきたので、見てみると、あがり症克服方法を教えている活動に関する記事がいくつか載っていました。

セミナーの予定を見ると、近々の予定はないようでした。
僕はそのページを閉じたとき、昼の12時を過ぎたので、近くの定食屋へ食事をしにいき、自宅へすぐもどり、またパソコンの前に座ると、ふと目についたのは検索画面にある、「あがり症改善プログラム」という文字でした。

それは>>>このプログラム<<<なのですが、それをクリックすると、さっきの講師が開発した「あがり症」改善プログラムの案内サイトでした。

僕はいつのまにか、一通り目を通していまいした。

こんなもので「あがり症」が治るわけないよな~

と思いました。

そのプログラムの内容に沿って、毎日15分簡単なワークに取り組むだけで、根本的に治るというようなことが書いてありました。

くだらないな~

と思いそのページを閉じよう思った瞬間、ゆり子の言葉を思い出しました。

「このセミナーなんとなく、悟史に良いと思うんだよね~、私の直感なんだけど、、」

その時はまったく興味がなかったのですが、その言葉が頭をよぎり、もう一回そのページをじっくりと読みました。

そこには、心理学を使った方法、話すためのスキルの両方が必要だと書いてあって、それは僕も思っていたことでした。

散々悩んだ挙げ句、最後の方に「購入後90日以内に返金を申し出ればお金は返してくれる」というような文言が目に止まりました。

どっちにしても、返金しちゃえばいいじゃないか!

もし、劇的な成果が出ても返金しちゃえば損はない、という気持ちで申込みました。

当時は、お金と時間を投資しても、思った結果が得られないことに対して強い怒りを感じていたので、今までの損を取り返してやるというような歪んだ感情があったのです。

 

見出し司会を任せてくれる気持ちがうれしかった

司会を任せてくれる気持ちがうれしかった
僕は、2週間後から始まるセミナーの司会のことで、頭が一杯になり始めていた。

時々行っていた心療内科へいき、残りが少なくなった薬を出してもらい、司会をする準備を進めていた。

リーダーセミナーの時間割と司会は話す必要のある事項をくださいと言ったところ、変更が入るので、その内容が決まり次第渡すから待って、と言われていた。

僕は気が気じゃなかった。

早く自分が話す内容を入手して、頭に叩き込み、練習をしたかった。

僕とって、半端じゃないチャレンジだった。

そのセミナーに来る人は40~60人にもなり、僕にとってはかなり多いし、なんといってもお金を払って来てくれるお客様なので、失敗したら大変なことになるという思いが強かった。

僕よりも司会がうまい人はいるので、リーダーの矢吹さんはあがり症の僕にその克服する機会をくれたのです。

そして、そのようなそぶりは全く見せなかった。

君が司会という役割を普通にこなすことは当然のことと言わんばかりの、態度で接してくれていました。

それは、あがり症だからといって、甘えはゆるさないということと、特別扱いはしないという無言のメッセーも込められていた気がするのです。

さらには、この機会を使ってあがり症を乗り越えて欲しいというメッセージも込められていたと思うのです。

その気持ちが、すごくうれしかったのを覚えています。

それと同時に、矢吹さんの気持ちに応えられるように、失敗はできないという気持ちが湧きました。

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