毎日忙しくて、あっという間に月日が流れた。
そこの会社で働き始めてもう3年になる。
僕はこのバイトをやめようと思い始めていた。
このまま、ここでバイト生活をしていても、何も進まない気がしていたのだ。
このままやれば、大きな問題もなく時間を過ごすことができるのかもしれないけど、それは違うきがしていた。
通い始めたカウンセリングスクール
そして、そのころ、カウンセリングスクールに通い始めていて、そこで知り合った女性と付き合いはじめていた。
その娘とは、学生時代にすこし遊んだ中身の薄い娘達とは違って、とても信頼できる女性だった。
自分よりも、いろいろなことをしっていて、たくさん教わっていた。
そして、あがり症のことも打ち明けていた。
僕は大学1年のときに付き合っていた麻友のことを思い起こしていた。
見た目は全然似ていないんだけど。
その娘の影響で、このままではダメだという意識が高まっていた。
本格的に人間の心理を学ぶことでしか、あがり症は改善することはないと思い初めていました。
自分がカウンセリングをするのではなく、人間の反応はどんなメカニズムで生まれるのかについて知りたいという動機で学び始めました。
あがりという反応を生む出すメカニズムが分かれば、改善する糸口が見えてくるのではないかという思いが強かったのです。
バイト先をやめる潮時がきていた
そして、今のバイト先で僕は、正社員と比べても遜色なレベルのしごとをしていたで、グループ長に配慮によって、時給を大幅に上げてもらっていました。
正社員を減らして派遣社員と契約することで、人件費を抑えるという社会全体の流れが拡大しており、僕が正社員になるのは難しい状況になっていきました。
それと、半年年前から部長がかわり、今までの部長とはまったく違う方針の人だった。
とにかく、可能な限りコストかカットするという方針で、時給もそれ以来あがっていなかった。
それと4人いたバイトの2人がやめて、正社員が3人退職したのに、それ以降補充がなく前よりもさらに忙しくなっていた。
とにかく人を減らそうという方向で組織は動いていたので、バイトの僕はいつ首になってもおかしくない状態だったのだ。
正社員で残業が多い人は、仕事の効率が悪いということで、改善策を考えろというお達しが出ていた。
つまりは、残業代を請求するなという意味にも捉えられた。
今で言うブラックの手前の状態にいたのだ。
それと、仕事が全く回らなくて、ものすごくストレスを感じていたし、それは正社員の人も同じでした。
アットホームだった職場の雰囲気が、ここ半年でガラッと変わり、殺伐とした空気が常に流れるようになっていました。
正社員の人たちは土日も出ている人がいる状況になっていました。
僕は、毎日10時ごろまで働いていましたが、グループとしての仕事が回っていないのは明白でした。
今の部長では、これ以上給料はあがらないし、まして正社員になるという可能性はゼロでした。
そろそろ、やめ時かもしれないと思うようになりました。