あがり症の声の震えは地に足をつけることで可能?

あがり症の声の震えは地に足をつけることで可能?

東京に出てきて、一人暮らしを始め毎日今までとは全く違う時間の流れの中で過ごすことになった。

法律さえ犯さなければ何をやっても良い状態なのが、大学生の一人暮らしだと思う。

正に天国。

なんとも平和な日々をすごしており、今のところあがり症で困るシーンはほとんどなかった上に、極力避けてもいた。

そして、このまま時がすぎるのはまずいという思いを持ちながらも、その場しのぎの平穏な日々を楽しんでいた

 

見出し合コンの誘いにのり、行ってみた!

合コンの誘いにのり、行ってみた!
そんなある6月頃の生暖かい日の12時過ぎに、学食でご飯を食べていたら、同じクラスの友達から、今日合コンにいかないか?とのメールが入る。

ええ、、、、僕は迷った、、、、

今日の夜は予定がないし、バイトもない。

でも合コンは厳しいかもしれないという思いと、行きたいという思い。

当時は彼女が欲しかったが、それに反して人と深く関わりたくなかった。

高校時代のときそうしてきたように、、、、

しかし、僕はそういう不安を押しのけて、いく!

と返信してしまった。

とにかく新しい行動をして、そこでどんな障害が生まれるかを確認することによって、それが先々へつながると思ったのです。

その日は、新宿の東口の居酒屋でやることになっていて、新宿中央東口改札前待合せになった。

待合せの15分前に行ったら、幹事の友人がもうすでに来ていた。

相手は大妻女子短大の1年生とのこと、先月バイト先で知り合って、合コンしようということになったらしい。

今日旧に一人こられなくなったので、僕に声をかけたとのこと。

10分後には5人全員そろったので、現地の居酒屋へ向かう。

そこは、10階建てくらいのビルの中層階で地中海料理の店だった。

僕は正直食べ物とか飲み物はどうでもよくて、周りが僕に集中する場面がくることをビクビクしていた。

自分たちが先についたらしく、案内された個室には誰もいなかった。

僕は素早く出口側の端っこの席に座った。

自分にみんなが集中する場面を避けるためにはできるだけ、端っこに座りたかったからだ。

それから、1~2分すると、大妻短大の娘達が入ってきた。

僕の前に座った娘は、ハイペースで飲んでいて、かなり酔払っていた。

きっと、飲みなれていなくて、合コンとかもなれていない感じ。

やたらと、大きな声で「それうける~」を連発する。

正直タイプではなかった。

合コンは、なんとなくゆったりペースで2時間半が過ぎた。

話がそれぞれバラけて展開し、自分にみんなが集中するなんてシーンはあまりなく終わる。

要は、盛り上がらない合コンだった。

僕のタイプの娘は一番遠くに座っていて、途中席替えもあったけど、隣の隣になってしまい、一度も話ができなかった。

店を出てから、2件目に行くかどうか迷っているところ、女子の2名は用事があるといって、帰っていった。

 

見出しカラオケで地に足をつける方法を思い出した

カラオケで地に足をつける方法を思い出した
残り3名には僕のタイプの麻友ちゃん(仮名)がいたので、僕は2次回に行きたかった。

そしたら、幹事の友人がカラオケ行こう!

と言い出し、女性3人もうなずいている。

僕は、脚がすくんだ。

どうしよう。

このタイミングで帰ると言い出すのはおかしいし。

しかたなく、カラオケに行くことにしたが、一度も歌わず、たくさん酒を飲んだ。

Uくん歌いなよ~と何度も言われたが、聞こえないふりをして、やり過ごし、ガンガン飲んで酔っ払ったふりをしてなんとか3時間を乗り切った。

カラオケは本当に苦手だった、酔っ払っていてもうたっていることを想像するだけで、脚がすくみ、胸のあたりが締め付けられるような感覚になり、顔がこわばる。

そして、声が震えるのだ。

とても歌うことなんてできない。

周りからはおそらく、変なやつだと思われたかもしれないけど、仕方がなかった。

ボイストレーニングの人が書いた本で、声の震えを収めるには、心と体を鎮めることが必要で、それを鎮めるは、呼吸法と足を地につけてどっしりと地球につながる感覚をもつと、鎮まるというメソットを思い出した。

しかし、それをカラオケでいきなりチャレンジする勇気がなかった。

僕は次の日に家で、地に足がついていて地球とつながっている感覚を持ちながら、カラオケで歌を歌っているイメージをしてみた。

そうすると、あがらないで歌える気がした。

実際に現場で試してみたら分からないけど。

後々になって学ぶことになったNLPではコーチステートといって、地球の中心とつながるイメージをして自分の状態を整えるスキルがあるのですが、それに似た手法です。

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