小学生のときに体験していた、自分人前で極度に緊張してしまうという現象は、中学生になりあるキッカケから全く次元の違うものへと大きく進化してしまいました。
子供のころと、中学生という強い自我がうまれ自分という人格・思想を持ち始めるこの時期に、人前であがるという状態は、全く別の位置づけのものになっていったのです。
英語の授業での失敗
私は、英語の授業で一度失態を演じていらい、「あがり方」が今までとは全く違うものになってしまいました。
汗が出て、喉はカラカラ、声は震え、手が震え、脚も震え、頭が真っ白になり、身体が硬直し、自分の身体がどこにあるのかが分からなくなる、、、、
そんな状態になってしまうのです。
授業中に当てられるのが本当に恐怖でした。
小学生時代に多用していた、腹式呼吸法は全く通用しなくなりました。
いくら、呼吸法を実践しても私の意識は落ち着くことはなくなりました。
そんななか、あがり症関連の本を買い、必死でいろいろと試しました。
しかし、ほとんど効果はありませんでした。
唯一成功した方法
そして、1つだけ効果があったのが
自分が発言をするとき、みんなの目ではなく、耳へ意識を向けるというものです。
どの本に書いていた話なのかは忘れましたが、あるときやってみたら、以外や以外あがるにはあがりますが、相当感覚が違いました。
声・体・手の震えがそれほどひどい状態にならないのです。
大人になってから学んだNLPなどでは、五感の意識をずらすことで心・意識の状態を意図的に変えるという手法はよく使われますが、当時はそんな知識はなく、ただただ自分で知り得た方法をやってみることしかなかったのです。
この方法によって、声・手の震えは激しくなることはなく、頭が真っ白になるまでにはいたらないので、なんとか意識を持ちながら、発言ができるのです。
多分視線を感じてそれに対して、恐怖を感じていたのが、ギャラリーの耳に意識を向けることで、その恐怖が減ったということだと思います。
さらには、一度効果が全くなくなったためにやめていた呼吸法も、この方法と合わせてやるようにしていました。
このへんの方法については、ずいぶんと後年になって買った>>>あがり症改善プログラム<<<というノウハウにも書かれていました。